なぜBoxとの統合が必要なのか
AlfrescoとBoxは、必ずしも競合製品とはなり得ません。ガートナー社が提案する「Gartner’s ACME Framework」では、重複した機能はあっても、有用な機能部分を組み合わせたり、部門やチームの最適なツールを組み合わせたりすることで業務の生産性を向上などの価値を考えることが重要とされています。
法令遵守、ガバナンスに強い「Alfresco」、コラボレーションに強い「Box」これらを組み合わせることで組織・チーム・個人における電子文書情報管理の課題を解決することができます。
AlfrescoとBoxと統合する方法
Box Connector for Alfresco Process Services(APS)
Box Connector for Alfresco Process Servicesはノーコード / ローコードのビジネスプロセス管理(BPM)製品であるAlfresco Process Servicesの標準機能として提供され、BoxやGoogle Driveとの統合が可能です。
WEBブラウザ上で操作できるBPMNデザイナーから定義するビジネスプロセスに「Boxへの公開」タスクを追加するだけで、承認されたらBoxへ保存される仕組みを作ることができます。

Alfresco Federation Services

Alfresco Federation Servicesは、Alfresco Content Servicesのアドオン機能として提供され、Boxを含めた60種類以上のアプリケーションと統合できます。
BoxとAlfrescoのファイルを双方向や片方向に同期することができ、メタデータ(属性情報)のみをACS側に同期することも可能です。
Alfresco Content Servicesの強力なガバナンス機能、便利なルール・自動化、ワークフロー、レンディション、監査など活用して、Box上のファイルをAlfresco Content Servicesで統合管理するという仕組みも実現できます。
Alfresco connector for workato

Alfresco connector for workatoは、さまざまなクラウドサービスやアプリケーションと統合できるSaaS型クラウドサービス「workato」に追加できるリックソフトが独自開発したコネクターです。workatoは400種類以上のアプリケーションとノーコード / ローコードで統合するためのコネクターやレシピ(テンプレート)が無料提供され、そのなかにはBoxのコネクターも提供されています。
workatoによって、BoxとAlfrescoを統合するだけでなく、それ以外の業務アプリケーションやコミュニケーションツールも統合すれば、組織全体の生産性も向上できます。
関連コンテンツ
Boxとの統合
BoxのファイルをAlfrescoへ同期、属性同期、属性マッピングなどによってデジタル文書情報が統制できます。
Alfresco Content Services
様々な場所に保存されるデジタル文書情報を統合管理し、戦略的な文書情報管理プラットフォームとして活用できます。
Alfresco Process Services
ローコード / ノーコードでビジネスプロセスを定義する次世代のビジネスプロセス管理(BPM)ツール。意思決定表によるケース管理、プロセス分析によりプロセスマイニングとしても活用できます。
Alfresco Federation Services
60種類以上のアプリケーションやクラウドサービスに保存されたコンテンツを統合管理します。
ソリューション一覧はこちら