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  • 2023年2月13日

Alfrescoのサポートに必要なJMX ダンプの取得方法

リックソフト株式会社のAlfresco担当、および文書情報管理エキスパートの大塚です。

今回はAlfresco Content Servicesに問題が発生し、サポートを依頼する際に必要なJMXダンプファイルについてご説明したいと思います。

 

1.JMXダンプファイルとは

JMXダンプファイルは、Alfresco Content Servicesの稼働環境やシステムに関する情報を集約したファイルです。システム環境的な情報、Alfrescoの設定的な情報などや、システムの問題の診断とトラブルシューティングに役立つその他の貴重な情報が含まれています。

残念ながら、JMXダンプファイルに関する機能は有償ライセンスのみに提供され、オープンソースライセンスのコミュニティ版では機能提供されておりません。

 

2.取得方法

Alfresco Content Services(有償版)に提供される「管理コンソール」のメニューから「JMXの設定」を選択し、「エクスポート」をクリックしてください。

Zipファイルとしてダウンロードされます。

 

3.ファイルに含まれるもの

JMXダンプファイルに含まれるものは以下となります。

JMXダンプファイルに出力される項目 概要
Alfresco の設定情報 alfresco-global.properties の設定情報が含まれます。
Alfrescoライセンスの情報 ライセンスの有効・無効などライセンスに関する基本情報が含まれます。
Java メモリとオプション Javaのヒープメモリなどの情報が含まれます。
リポジトリへのアクション情報と統計 リポジトリへのアクセスやアクションなどを含みます。
完了までの平均時間、呼び出しの数、エラーのある実行の数などの統計情報も得ることができます。
スローなリクエスト情報 Tomcatのリクエスト情報やスレッド情報などを含みます。
ログ設定情報 Log4jの設定情報などが含まれます。
データベースの構成と接続 コネクションプール(ConnectionPool)、接続の制限 ( maxActive) 、アクティブな接続の数 ( NumActive )、およびalfresco-global.properties で定義されている接続文字列 ( Url ) などが含まれます。
インストール済みのモジュール インストールされているすべてのモジュールをリストアップし、インストール日やバージョンなどの情報も含まれます。
インストール済みのImageMagick の情報 画像操作のモジュールとしてImageMagickのバージョンなどの情報を含めます
インストール済みのLibreOffice と JODConverterの情報 PDFプレビューなどを行うモジュールとしてLibreOffice と JODConverterの情報を含みます。
SSL キー ストアの場所 SSLキーストアの情報を含みます。
現在の有効なユーザー数 グループ数、ユーザー数などの情報を含みます。
※アカウント情報やパスワード情報は含みません。
ジョブ情報 定期的なスケジュールに基づいて実行されるジョブの情報を含みます。

 

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